こんにちは。
目黒のWeb受託開発&制作会社SORAの採用担当です。
今日は、SORAの企業理念とロゴ再構築のやりとりをご紹介いたします。
2020年8月14日時点でのSORAの社内事情
SORAは2001年9月7日に設立し、もうすぐ19年目を迎えようとしています。
設立15年目に代表取締役が今の前田さん(2代目)になり、そのタイミングで企業理念とロゴの再構築も行われたようです。
社内コミュニケーションは、フルリモートになってからはSlackがメインになっています。
元々Slackでやりとりすることも多かった、フルリモートになってむしろコミュニケーション量が増えたと感じているメンバーもいるようです。
SORAの企業理念とロゴが再構築されるまでのやりとり
ここからは、企業理念とロゴが再構築されるまでのやりとりをご紹介いたします^^
社内掲示板esaのやりとりの一部を原文のまま載せているため、こんなやりとりが行われたんだ〜程度の感覚でお読みいただければと思います。
企業理念について
私が前田さんから聞いた話と、esaで記載されている内容を元にして考えると。
企業理念についてはざっくり表現すると、初代の企業理念「夢をカタチに」を今風に変えただけ(ではないけど)と言っても過言ではないかと思われます。
SORAの企業理念は「自由をつくりだす」です。
SORAが表現する「自由」とは、本当にやりたいことを、やりとげられる状態であること。
freedom ではなく、liberty に近い意味合いです。
自由をつくりだす
お客様、メンバー、パートナー、そしてその家族も含め関係者の夢を実現する「夢をカタチに」という従来のSORAの企業理念とニュアンスは大きく変わりません。
が、夢ってなんか現実との乖離感を感じるし、ぼく自身の言葉で企業理念を再構築する、そしていまのSORAメンバーを束ねることができている単語ってやはり「自由」だと思うのです。自由の定義は、以前書いた「本当にやりたいことを、やり遂げることができる状態」です。
そして、つくりだす。
SORAのすべての活動は、職種に関係なくCreativeなものである、という宣言の「つくる」と、それを単に独りよがりで持っておくのではなく、自分の、自分たちの外放つという「だす」の両方の意味を込めて「つくりだす」を。SORAは、本当にやりたいことを、やり遂げることができる状態なひとをたくさんつくり出すことによって、人間ひとりひとりの持つ「やりたいこと」を実現していき、ひとつずつ世を良くしていきます。
引用:2018年7月8日 esa前田さんの投稿
ロゴが再構築されるまでのやりとり
ロゴの再構築に関しては、みんなでいろいろとチャットを通じた話し合いがなされたようでした。
当時の前田さんの投稿に、みんな思い思いにコメントしています。
※投稿されたコメントの一部を原文のまま転載しています
4月の全社ミーティングでチラ見せしましたが、案はすでに作っていただいていたのです。
案作成時には「自由」「安心感」「力強さ」が表現されているもの、ということでお願いしました。
もちろん「自由をつくりだす」という新企業理念との整合性も持たせます。
第1案
第2案
配色とかサイズとかもあるにせよ、基本このどちらかをベースに考えます。
この2案に対して、みなさんからの印象や感想、意見をフィードバックいただければうれしいです。
色(コーポレートカラー)はこれがいい、とかも。
また、第3案以降を出していただく、というのもアリです。
ロゴは第1案をプッシュで!
欲を言うなら第3案として、鳥がロゴに含まれてたら私的には猛プッシュです。
ベタかもですが、僕の自由の象徴は鳥です。
個人的には青色入れて欲しいです。
この青色で、ロゴの感じを見て、やわらかい・自由な印象を持ちました。
第2案のSの前のマークは「羽」だったのですね。
空の雲かと思いました・・・
デザイナーさんの意図を汲むことができずすみません><
これって誰が作ったかとかは伏せてあって良いと思うのですが、
全体的には
>案作成時には「自由」「安心感」「力強さ」が表現されているもの、ということでお願いしました。
これなんですけど、
ロゴの意図みたいなのは知ってた方がいいのかな??って思ったんですけど(前田さんに見せた資料とか)、
>先入観ない状態で、と思ったのでデザイン意図は敢えて書かなかったのですが、
この状態での判定なら大丈夫ですw
ウチが掲げる「自由」というのはfreeよりlibertyかなと思っています。
鳥と鳥かご、鎖を切る、など自由な状態と対立するモチーフがイメージとして浮かんでいます。
※観念的な感想でもうしわけないです。
遅くなりすみません、フィードバックになります。
第1案
ロゴの旗?から自由の象徴「風、空気」を想起できる。
旗の影をあえて入れている意図はなんだろうか。
ロゴの光と影(旗とその影)は相反するものの象徴だが、SORAのロゴが表すそれは何なのか。
第2案
雲のようなロゴがSORAっぽい感じはある。
そこから、空=SORAと分かりやすく連想できそう。
柔らかい印象があるので、自由感はあるかも。
ロゴとフォントの丸さが際立っているので、力強さとは逆の印象を受ける。
所感
両案ともSORAメンバーであれば、何かしらのメッセージ性は感じられますが、
企業ロゴとしての「洗練度」がまだ足りないように感じます。
誤解を恐れずに言うと、少しチープな感じもあるので、ブラッシュアップするともっとよくなると思います。
コーポレートカラーは、空(=自由)から連想される水色系が社名との親和性が最も高いと思うので、水色が1stチョイスでよいと思います。
既存ロゴについて
フォントのバランス感でいうと、個人的には今のフォントが気に入っています。
新たに作成するのは、アイコン要素だけでもいいかもしれません。
最終的にロゴの善し悪しを判断するにあたって
今回は、「先入観ない状態でのフィードバック」が前提だったので、
どちらがよいかという判断はしませんが、
最終判断するにあたっては、そのロゴに込められた意図を理解する必要があるので、
どういう意図でデザインされたかは知りたいです。
ロゴ=「会社の想いをカタチにしたもの」
なぜその形なのか、なぜその色なのか、なぜそのフォントなのか、なぜその太さなのか、なぜそのアイコンなのか、なぜそのモチーフなのか。
企業ロゴには、全てにおいて意味があるべきだと思うので、
その意図が、「自由」「安心感」「力強さ」「自由をつくりだす」にどれだけ共感できるものになっているか。
は、大きな判断ポイントかと思います。
などなどなど…
このような過程を経て、完成したロゴが現在のSORAのロゴです。
全メンバー自分ごととして参加してくれる
以上、SORAの企業理念とロゴ再構築のやりとりをお見せしました。
SORAの社内はフルリモートになる前から静かな感じで、メンバー同士のコミュニケーションも静か目。
比較的反応も薄い感じですが。笑
話の内容や文章はしっかり聞いていて、自分が力になれそうだと感じたことには反応するメンバーが多いです。
経営者とか管理職やってると、メンバーの反応がめっっっちゃ薄くて大丈夫かいな??と思うこともしばしば
そんなとき実は、9割がた伝わってる
チームによっては完全に伝わっていることも少なくない弊社メンバーも基本めっっっっっっっっっっっっちゃ反応薄いけど、実はすごく伝わっている
と思う😖
— SORAマエダ (@MaedaTomoyasu) August 4, 2020
わーわーした雰囲気や、一般的にイメージされる一致団結的な感じはありませんが。。
個々に力を発揮して、みんなで同じ方向を目指して動ける強い組織だなという実感はあります^^
ご参考になれば嬉しいです。